北海道のシロアリ駆除・予防
北海道の市区町村ごとに、シロアリ被害の傾向・料金相場・点検すべき場所・相談先をまとめています。 お住まいの地域を選んでください。現地調査・見積もりは原則無料です。
北海道のシロアリ事情
森林総合研究所は、名寄市でヤマトシロアリが越冬できる理由として、根雪(積雪が30日以上続く状態)の断熱効果で土壌が凍結しにくいことを挙げています。逆に、根雪になる前に氷点下となり土壌が深く凍る道東では、野外での生息が確認されていません。雪が多いほどシロアリに不利、とは限らないということです。
北海道で建物を加害するのはヤマトシロアリです。公益社団法人 日本しろあり対策協会はイエシロアリの分布を「神奈川県以西の海岸線に沿った温暖な地域と千葉県の一部」と示しており、北海道は含まれません。ヤマトシロアリの野外分布は2001年時点で札幌市付近が北限とされていましたが、森林総合研究所が2010年以降のデータを精査した結果、道北の名寄市まで確認されました。明治時代にはすでに函館で生息の報告があり、「北海道にシロアリはいない」という言い方は正確ではありません。
国土交通省の補助事業による実態調査(2013年)は、住宅品質確保法の劣化対策等級で北海道・北東北のシロアリ地盤対策が免除されている点について、これらの地域でも被害が報告されており再検討が必要だと提言しています。同じ調査では、基礎断熱工法の住宅は非断熱の基礎のほぼ倍の割合で蟻害が発生し、とくに築25年以上で多いとされています。寒冷地で採用例の多い工法なので、築年数が浅くても点検の対象から外さないでください。
床下で確認すべき場所は 自分でできる対策 にまとめています。 出典: 日本しろあり対策協会「建築物を加害するシロアリの種類と分布」 / 森林総合研究所 研究成果選集2016「シロアリの分布北限」 / 国土交通省補助事業「シロアリ被害実態調査報告書」(2013年)
北海道で羽アリが飛ぶ時期
北海道でヤマトシロアリの羽アリが飛ぶのは6月ごろとされ、全国でもっとも遅い時期にあたります。協会の実測報告では群飛は南から北へ順にずれ、沖縄では2月ごろ、東北・北海道では6月ごろです。北海道は協会が示すイエシロアリの分布に含まれないため、夏の夜に電灯へ集まる羽アリを見たときは、クロアリなど別の虫の可能性も含めて確かめてください。
時期はいずれも目安で、その年の気温によって前後します。 また、羽アリを見た=必ず自宅に被害がある、ということではありません(近隣から飛んでくることもあります)。 黒っぽい羽アリでもシロアリの場合があるため、羽・触角・胴のくびれで見分けます。 見つけたら数匹を保存し、写真を撮っておくと判別が早くなります。
見分け方は 羽アリの見分け方 にまとめています。 出典: 日本しろあり対策協会「羽アリが飛ぶ時期はいつごろですか?」
費用の目安と、使える制度
シロアリ駆除の料金は1㎡あたり1,320円〜(66㎡以下は一律88,000円という料金体系のサービスもあります)、 坪単価では6,000〜10,000円が全国的な目安です(2026年7月時点)。 工法によって差があり、ベイト工法はバリア工法の1.5〜2倍に加えて継続的な管理費がかかります。
シロアリ駆除そのものを対象にした補助金は、北海道に限らず全国的にほとんどありません。 代わりに、駆除費用と被害箇所の修繕費用は所得税の雑損控除の対象になります (予防費用は対象外)。詳しくは 駆除費用と税金 をご覧ください。
「点検に来ました」という訪問にご注意ください
シロアリは、訪問販売の口実として公的機関の説明にも名指しで挙げられている分野です。 北海道警察は点検商法を「『床下が湿気でひどい』『シロアリの被害がある』 『このままでは、家がつぶれる』などと言って不安をあおり、高額な工事契約を締結させる商法」と 説明しています。突然訪ねてきた業者に、その場で床下を点検させないでください。
困ったときは消費者ホットライン「188」(お住まいの消費生活センターにつながります)へ。 手口と断り方は 点検商法の見分け方 にまとめています。
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