シロアリ駆除の費用は、何で決まるのか
各ページの §08 に載せている目安表を、もう少し詳しく説明します。 金額はすべて目安です。実際の費用は現地調査後の見積もりで確定します。 (2026年7月時点で確認した公表価格・相場情報にもとづきます)
1. 単価でみた目安
2. 30坪の家だと、総額はいくらか
単価だけ見ても総額は見えません。30坪(約99㎡)の戸建てを例に、 工法別のおおよその幅を出すと次のようになります。施工するのは床下の面積なので、 延床面積ではなく1階の床面積で計算するのが一般的です。
※ 施工面積は建物の形状・床下に入れる範囲によって変わります。上記は計算例であって、 あなたの家の見積額ではありません。
3. 金額を動かす3つの要素
4. 追加費用になりやすいもの
「思っていたより高い」の多くは、単価ではなくこの部分です。 見積もりの段階で確認しておくと、あとで揉めません。
見積書は「一式」の中身を見てください
「シロアリ防除工事 一式 ◯◯円」だけの見積書は、比較ができません。 施工面積(何㎡・何坪)・工法・使用する薬剤・保証の期間と範囲・諸経費が分かれているか。 分かれていないなら、内訳を出してもらってから判断してください。 まともな業者なら嫌がりません。
5. 相見積もりの取り方
同じ条件で比べないと意味がありません。次の4つを揃えて依頼してください。
- 施工する範囲(床下全面か、被害箇所だけか)
- 工法(バリア工法かベイト工法か。両方の見積もりを出してもらう手もあります)
- いまの状態(予防なのか、すでに被害が出ているのか)
- 保証の有無と期間(再発したときに無償で対応してもらえるか、保証書が出るか)
調査は床下点検口を開けて行うため、立ち会いが必要です。 何社かに見てもらう場合は、日程をまとめておくと負担が減ります。
「格安」表示と実際の請求が違う、というトラブルがあります
国民生活センターは、害虫・害獣駆除サービスについて インターネット上の価格表示と実際の請求額が大きく違うという相談が 寄せられていることを公表しています(2024年4月24日公表)。 極端に安い単価だけを掲げた広告には、追加費用の条件が書かれていないことがあります。
単価ではなく総額で比べてください。 そして、その場で契約せず、書面で内訳を受け取ってから判断してください。
おかしいと思ったら 消費者ホットライン「188」(いやや) へ。 お住まいの市区町村・都道府県の消費生活センターにつながる、全国共通の3桁の電話番号です。
出典: 国民生活センター「ネットの価格と全然違う!?害虫・害獣駆除のトラブルにご注意」(2024年4月24日公表) ※同資料の相談件数はシロアリ駆除を除いて集計されているため、件数は引用していません。6. 駆除費用は、確定申告で控除できる場合があります
シロアリ被害の修繕費用と駆除費用は、所得税の雑損控除の対象になります(国税庁の公表見解)。 ただし予防のための費用は対象外で、駆除とあわせて行う予防の費用も対象になりません。 駆除と予防を同時に頼むときは、見積書と領収書で内訳を分けてもらってください。 詳しくは 駆除費用と税金の解説 をご覧ください。